こんばんは、管理人の「トム」です!
住宅については、良く「賃貸」と「購入」のどっちがお得か?などという比較がなされていますね。私もそういう記事が大好きでよく読んでしまうのですが、結論は「場合による」ということにつきます。
購入しちゃうと縛られるのでいやだ!という考え方もありますし。私の場合は購入派ですけどね^^
マンションにおける資産性とは?
マンションを購入する際の売り文句の一つに、「マンションは資産になる」というものがありますね。これっていったいどういうことなのでしょうか?
資産には「お金を生み出すもの」という定義があります。ですので、本来、自分が住むマンションは資産足りえません。なにせ、お金を生み出さないのですから。
なので、自分が住むために購入するマンションは、ただの負債です。住宅ローンを返し終えるまでは、マンションは銀行の担保なので、住宅ローンを払えなくなったらとられてしまいます。
マンションが資産であると言えるのは、次のような場合ですね。
- マンションを誰かに貸して、家賃を得ているような場合
- マンションが、買った時より高く売れた場合
いずれも、お金を生み出していることになります。ですが、実際にはもう一つあります。
家賃タダで住んでいる場合も、資産性があったと言える
ここ、重要です。
もし、マンションを買わなかった場合は、当然ながら賃貸住まいになりますね。その場合は、毎月家賃を支払う必要があります。
ですが、マンションを購入すれば家賃がタダになる…は言い過ぎとしても、だいぶ安くなるケースがあります。
例えば、3000万円のマンションを購入し、住宅ローン9万円と管理費・修繕積立金2万円をあわせて月11万円支払ったとします。なお、このマンションは普通に借りようとすると、月14万円です。
で、10年後、そのマンションを3000万円で売却します。
すると、以下のような計算が成り立ちます。
10年間でかかった費用
- マンション購入時価格:3000万円
- マンション売却時価格:3000万円
- 諸費用:100万円×2回(購入時、売却時)=200万円
- 支払った住宅ローンの合計:9万円×12か月×10年=1080万円
- 管理費・修繕積立金合計:2万円×12か月×10年=240万円
- リフォーム、設備交換にかかった費用:160万円
- 合計:1680万円
- 手元に戻るお金:700万円くらい
- 実際に10年間でかかった費用:1000万円くらい
10年間で支払うことになるはずだった賃貸費用
- 家賃:14万円×12か月×10年=1680万円
- 合計:1680万円
- 手元に戻るお金:0円
住宅ローンの残債は2300万円くらいでしょうから、約700万円のアガリがでます。
支払う金額が同じでも、10年後には700万円の貯金ができていた、ということになります。
諸費用はもうちょっと掛かるかもしれませんし、逆に、抑えることができるかもしれません。
ポイントは、値崩れしない物件を購入しておくということです。
資産性の高い値崩れしにくいマンションを購入すべし!
値崩れしにくい物件の条件を以下に挙げていきますね。
- 大規模マンションである(少なくとも100戸以上)
- 商業設備の整っているターミナル駅(大きい駅)から近い
- 周辺の環境が良い、もしくは眺望に優れている
- 都心から離れていない
- なるべく新しい
要は、「住みたい」と思う人が多いような物件ということですね。少し前であれば、中古マンションが値崩れしにくい、という場合もありましたが、現在では新築から10年経っても値崩れしないケースも多いです。
ただ、それは都心に限られるかなとも思います。
ですので、都心への通勤に便利な場所にあり、駅前の商業施設が充実した駅ながら、駅から近く、周辺環境が良い、眺望に優れたマンションを探してください。
眺望に優れている、とは、「富士山が見える」「夜景がきれい」「自然を感じる眺望(海、川、緑地)」などですね。隣の壁が見えるとか、見渡す限り屋根が見えるとか、きゅうくつ感のないほうがお勧めです。
まとめ。築40年のマンションも、あんまり値下がりってしてないよね?
近所の築40年近いマンション、まだ3000万円以上で売ってるんですよ。この近辺で最近新築分譲されたマンションが4000万~だったので、結構40年経っても値崩れしないように見えますね。
当時の3000万円といまの4000万円は価値が違うとは思いますが^^;
値下がりしているのは、エレベータしかない団地が多いように見えます。もしくは総戸数の少ないマンション。総戸数が少ないと管理と適切な修繕にお金がかけにくいので、必然的にメンテナンスが行き届きにくくなるのはあるかもしれません。
それでは、皆さんの参考になればと思います。
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